●ピアノを買いたいけど予算が10万円以下
●Amazonで安いピアノがあるけど買っても良い?
●スタンド一体型のピアノでしっかり練習して早く上達したい
というアナタに10万円以下で買える、日本ブランドのおすすめ電子ピアノを4機種ご紹介!
しっかり練習したいなら、机におくタイプよりもスタンドとペダルが一体型の据え置き型の方が良い。
格安中華ブランドの電子ピアノは、挫折の原因や面倒事に巻き込まれる可能性が高い。
日本ブランドなら安くても、最上級では無いけど、趣味で始めるなら十分の音と弾きやすさ。
安さを実現するために、全てを兼ね備えていないので、使用用途やお好みで選びましょう。
卓上型電子ピアノよりも良い点
10万円以下でピアノタッチ(キーボードタッチでは無い)の電子ピアノを検討すると、今回紹介する据え置き型電子ピアノと、卓上電子ピアノも比較する方が多いです。
- 持ち運んだり、演奏の度に片付ける必要がない
- 大きい音量で、しっかりタッチの練習をしたい
- 正しい姿勢で、早く上達したい
ということであれば、今回ご紹介する据え置き型電子ピアノをおすすめします。
卓上電子ピアノにも、別売りで専用スタンドとペダルが揃うものもありますが、全て揃えると結局10万円くらいになってしまいます。
同じくらいの価格でも、スピーカーや音色・ペダルは据え置き型電子ピアノの方が質が高いです。
上達を重視するなら、据え置き型が断然おすすめ。
無名ブランドをおすすめしない理由
Amazonや楽天では、いわゆる中華ブランドの安い電子ピアノも売っています。
しかしこれらの無名ブランドのものは、以下の理由からおすすめしません。
●音がこもって聞こえる。
●押した鍵盤が戻らない。
●初期不良に気がつくのは組み立て後なので、再度ばらして、箱に戻すのにものすごく時間がかかる
●最初は大丈夫でも、しばらくして上記の不具合が生じる。その場合は、返金サポートなどが受けられないので、泣き寝入りするしかない。
これらはレビューに寄せられる、実際のユーザーの声です。
海外でのレビューでも顕著に見られます。
発売間もないものは、レビューが集まっていないものもありますが、スタンド椅子込で5万円台以下の価格を実現するのは難しいでしょう。
音が悪い、鍵盤に不具合があるというピアノの品質に関わる問題は、それだけでピアノ演奏が楽しくなくなり、練習を辞めてしまう十分な理由になります。
購入するなら、ピアノ自体の品質と、日本ブランドより壊れる可能性が高く、もし不具合があった時も諦められる、というリスクは承知しておく必要があります。
どうしても高いものを買うのが難しいなら、下記の安く買う方法や、余分なお金を払わなくて良い分割払いも検討してみてください。
10万円以下で買える据え置き型電子ピアノ4選
据え置き型電子ピアノとしては最も安い価格帯「10万円以下」で買える電子ピアノ4機種をご紹介します。
本気でピアノを始めたいアナタに、本当におすすめできる、信頼ある日本ブランドです。
品質も上々、まさにコスパの良い電子ピアノです。
最も有名なヤマハは10万円以下の据え置き型電子ピアノは発売しておりません。
Roland RP107 | KAWAI KDP75 | CASIO PX-770 | KORG C1 Air | |
---|---|---|---|---|
市場相場価格 | 95,700円前後 | 79,200円前後 | 70,000~80,000円前後 | 70,000~80,000円前後 |
生産国 | マレーシア | インドネシア | 中国 | 日本 |
音色数 | 15種類 | 15種類 | 19種類 | 30種類 |
最大同時発音数 | 256 | 192 | 128 | 120 |
スピーカー | 12cm x 2 | (8*12)cm x 2 | 12cm x 2 | 10cm x 2 |
アンプ出力 | 8W x 2 | 9W x 2 | 8W x 2 | 25W x 2 |
Bluetooth接続 | 可 | 不可 | 不可 | 可 |
専用アプリ | あり | あり | あり | なし |
鍵盤 | PHA-4スタンダード鍵盤 | RHS鍵盤 | 3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ | RH3鍵盤 |
サイズ | 1378 x 410 x 982 mm | 1360 x 405 x 855 mm | 1391 x 299 x 798 mm | 1346 x 347 x 770 mm |
重量 | 37kg | 36kg | 31.5kg | 35kg |
付属品 | 固定椅子、電源アダプター | 固定椅子、電源アダプター、ヘッドフォン | 電源アダプター、楽譜集 | 電源アダプター、ヘッドフォン |
配送 | 専門業者が組み立て設置 | 購入者が組み立て | 購入者が組み立て | 購入者が組み立て |
価格で選ぶ
最も安いモデルはCASIO PX-770とKORG C1Airです。
しかし両機種ともにピアノ椅子は付属しません。ピアノ椅子は約7,000円~10,000円前後します。
ピアノの金額と合計すると、8~9万円となります。
初めからピアノ固定椅子が付属するKAWAI KDP75の約8万円前後と同じくらいです。
結論Roland以外の機種であれば、価格はそんなに変わらないと言えます。
しかし、3機種とも組み立ては自分で行う必要があります。所要時間は、スムーズにできれば大人2人で約30分から1時間程度です。
手間や時間という観点も考慮すれば、Roland RP107を選ぶのもアリでしょう。
音で選ぶ
メーカーによる音の違いは、ありますが良し悪しではなく、好みの問題です。
今回の4機種はすべてピアノの音色のクオリティは良いです。
10年以上前の電子ピアノよりも、ずっとアコースティックピアノのような音色に近いです。
初心者においては”ブランドの違いによる音色の差”は、気にしなくて良いでしょう。
個人的にはクリアで雑味が無い音色のCASIO PX770が好きです。
スピーカーをしっかり鳴らせる環境に置いては、KORG C1 Airが良いです。
アンプ出力が一番大きいので、アコースティックピアノと同じくらいの音量でしっかり鳴らすことができ、豊かな低音と音圧が出力されます。
鍵盤を押す力のニュアンスの違いが、音にも表れ聞き取りやすくなるので、タッチの上達が早くなります。アコースティックピアノを弾いた際の違和感を、小さくすることになります。
ヘッドフォンでの演奏も多用するなら、Roland RP107がおすすめです。
電子楽器開発の歴史が長く、ヘッドフォンや小さな音量で鳴らしても、自然な聞こえ方になる調整が優れています。
機能で選ぶ
全ての機種で、音色の切替、メトロノーム、レイヤーなど一般的な電子ピアノの機能はどれも使えます。
大きな違いは、Bluetoothが使えるか、専用アプリで操作できるかです。
スマホとBluetooth接続すれば、YouTubeやSpotifyなどの楽曲をピアノのスピーカーで再生しながら、ピアノの演奏が可能です。
またピアノのスピーカーは、一般家庭にあるスピーカーよりも大きいので、いつもより良い音で音楽が再生できます。純粋に音楽を聴くだけでも楽しめます。
Bluetooth接続できるのはRoland RP107とKORG C1 Airのどちらか。
専用アプリではピアノ音色を変更したり、メトロノームの設定変更などが、ピアノ本体のボタンで操作するよりも簡単に行えます。
Roland RP107は専用アプリがBluetooth無線接続で行えます。
KAWAI KDP75とCASIO PX-770はスマホやタブレットを、USBケーブルで接続することでアプリ操作が可能です。
KORG C1 Airには専用アプリがありません。
Bluetooth接続で音楽もならせて、アプリも使えるRoland RP107が最も利便性が高いです。
Roland RP107/F107
予算10万円で最も品質が高いものが良いアナタににおすすめ
- 価格:95,700円前後
- 音が良い
- 小さい音量でも良い音
- Bluetooth接続可能
- 専用アプリもBluetooth接続
- 他3機種より少し高い
KAWAI KDP75
安いほうが良いけど、ピアノ専用の椅子も一緒に欲しいアナタにおすすめ
- 価格:79,200円前後
- 専用ピアノ椅子付属
- KAWAIの良い音
- Bluetooth接続できない
- 専用アプリは有線接続
CASIO PX-770
とにかく安い方が良い、Bluetoothは使わないから鍵盤センサーが良いものが欲しいアナタにおすすめ
- 価格:70,000~80,000円前後
- 音は良い
- 鍵盤センサーが3個搭載
- 椅子別売り
- Bluetooth接続不可
- アプリは有線接続
KORG C1 Air
とにかく安い方が良い、スピーカーをしっかり鳴らしていい音が良い、Bluetoothも使いたいアナタにおすすめ。
- 価格:70,000~80,000円前後
- Bluetoothオーティオ対応
- 25Wアンプx2で、スピーカーからの音が一番良い
- 椅子別売り
- アプリが無い
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