ピアノ初心者におすすめキーボード CASIO CT-S1 レビュー

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ピアノを弾いてみたいけど

・電子ピアノだと部屋に置き場所がない
・とにかく安くピアノを始めたい
・でも安いものならなんでもいいの?

楽器屋店員のyamaがアナタにおすすめのキーボードCASIO(カシオ)CT-S1を徹底解説します。

CASIO CT-S1レビュー

・最低限これなら間違い無し!2万円台で始められるキーボード
・安いキーボードは上達が遅くなるのでおすすめしません
・キーボードから始めて上達してから電子ピアノに買い替えればOK

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目次

CASIO CT-S1の特徴

画像はcasio.comより引用

①:ピアノを意識したキーボードなのに安い
②:コンパクトサイズと落ち着いたデザイン
③:心地よい響きを感じられる音色
④:音に強弱がつけられる
⑤:その他便利機能

特徴①:ピアノを意識したキーボードなのに安い

電子ピアノは安くても5万円。キーボードになると1万円台からもありますが、弾きやすさや音、質感などおもちゃの域を出ません。

このカシオCT-S1はピアノと同程度の大きさと質感を持った鍵盤と音の良さがありながら、強弱もつけられる音色を持つなど楽器として使える品質で、市場相場価格が2万円台とお求めやすい価格を実現しています。

これからピアノを始めたいけど、予算やスペースの都合で電子ピアノを買うのは難しいというアナタにピッタリのキーボードです。

画像はcasio.comより引用

全国の楽器店店員が選ぶ楽器店大賞2021にて、ピアノ部門ポータブルキーボード部門で大賞を収めたことからも、需要とクオリティが完全にマッチした製品としてさらに人気です。

プロモーションにハラミちゃんを起用するなど、ゴリ押しで人気を博した印象を持つかもしれませんが、純粋にこの価格でこのクオリティのキーボードが今まで存在しなかった、というのが楽器屋店員的目線です。

特徴②:コンパクトサイズと落ち着いたデザイン

光る鍵盤だったり沢山ボタンが付いてごちゃついた、おもちゃっぽい見た目のキーボードも少なくありませんが、こちらのCT-S1は非常にスタイリッシュで落ち着いたルックス。

無駄なボタンが無い分、奥行きもコンパクトで、スピーカーは混色クロスでインテリアの風合いです。お部屋にも溶け込んでくれますので、大人の方も抵抗なく所有できます。

カシオの公式サイトではスマホを使ったAR技術で、実際に部屋に置いた際のイメージまでできちゃいます。(https://casio.jp/emi/web_ar/)

カラーはホワイト・ブラック・レッドの全3色。

特徴③:心地よい響きを感じられる音色

カシオが開発したAiX音源を採用し、クリアで心地よいピアノの音が楽しめます。

低音も割れずに再生できるように、スピーカーの構造も専用で設計する徹底ぶり。

さらにサラウンドボタンをオンにするだけで、前後左右から立体感のある音に聞こえますし、リバーブも加えればホールで弾いているような残響音まで加えられます。

心地の良い音で演奏することで、演奏が楽しくなり、演奏頻度も増えるので上達が早くなる、といったメリットもあります。

特徴④:音に強弱がつけられる

カシオCT-S1のタッチレスポンスは電子ピアノほど繊細ではありませんが、弾く強さによって音の出方が変わります。正しい弾き方を練習できることで、表現力のある演奏が身につきます。

プロの演奏を聞くと音色の良さと表現力が伝わります。卓上キーボードでこれほどの演奏に耐えうるものは、ほぼ無いと言って良いでしょう。

特徴⑤:その他便利機能

●サスティン:ペダルを接続すればピアノのように、またペダル無しでも余韻を残すように設定可能です。
●61音色:ピアノだけでなく、オルガンや管弦楽器の音も出せます。
●レイヤー:好きな音色2つ(ピアノと弦楽器の音など)を重ねることができます。
●トランスポーズ:カラオケでキーを変えるのと同じ感覚で、調子(キー)を変更できます。
●録音:自分の演奏を録音できます。聞き直すことで上達につながります。
●メトロノーム:一定のテンポでリズムを刻みます。リズムの練習に必須です。

デメリット

①:Bluetooth接続用アダプタ/ペダルスイッチは別売り
②:長いケーブルのヘッドフォンが必要

デメリット①:Bluetooth接続用アダプタ/ペダルスイッチは別売り

Bluetoothとスマホ・タブレットと接続すれば、キーボードのスピーカーから音楽を流せます。

YouTubeの楽曲やレッスン動画と一緒に演奏できて、楽しく練習できます。

しかしこれには別売りのBluetoothアダプタ(CASIO WU-BT10)が必要です。価格はおおよそ4,000円強から7,000円弱です。

またサスティン用のペダルスイッチも別売りです。こちらはおおよそ3,000円前後ほどです。

デメリット②:長いケーブルのヘッドフォンが必要

夜間の練習にはヘッドフォンがおすすめです。スピーカーから音が出ないので、自分だけがキーボードの音を聞くことができます。

特に最初のうちは、家族に練習を聞かれるのはちょっと恥ずかしい、という人も多いです。すごくわかります笑

しかしこのヘッドフォンを接続する端子が、本体奥側の側面についています。

普段スマホなどで使用しているイヤフォンのケーブルの長さだと、鍵盤の上をケーブルが通るので演奏の邪魔になってしまいます。ケーブルを本体の横にぐるっと這わせるには、1.5mくらいの長さがほしいところです。

安いキーボードとの違い

キーボードなら1万円台のものも存在はしますが、なぜこれからピアノを始めてみたい大人の趣味としてそれらをおすすめしないかを解説します。

簡単に言うと、安いキーボードは弾きづらいので上達が遅くなるからです。

大人の楽器の練習は、子供の習い事のように強制されるものではありません。初めから上手に弾けなくても音が出るだけで楽しかったり、少しでも上達を実感できることが、練習の楽しさであり、楽しさが練習の継続につながることで、どんどん弾けるようになります。

以上の理由から弾きやすさと音の良さはキーボードの必須項目なのです。

弾きづらさの主な要因は

①:鍵盤の大きさと質感
②:音の強弱がつけられない
③:音が良く無いのでテンションが上がらない

違い①:鍵盤の大きさと質感

1万円台のキーボードは鍵盤の大きさや幅が、本物のピアノとはかなり違います。

安いキーボードは子供向けのおもちゃ的用途もあるので、大人の手の大きさでは狭く弾きづらいのです。

これに慣れてしまうと、例えばストリートピアノを弾いてみよう!となった時も普段と全然違うので思ったように弾けません。

また質感も安いものはプラスチックのツルツルの艶のある質感で、手触りが悪いのもマイナスポイントです。

CT-S1の鍵盤は幅もしっかりあって、質感も象牙を意識した少しマットな触り心地なのが良い点です。

違い②:音の強弱がつけられない

安いキーボードだとどの強さで鍵盤を弾いても同じ強さで音が出ます。

弱い力でもしっかり音が出てしまうので、気が付かずこれに慣れると正しい弾き方が身につきません。

これもいざピアノで弾こうと思った時にしっかり演奏できなくなってしまいます。

違い③:音が良く無いのでテンションが上がらない

キーボードは電子楽器なので、音源とスピーカーの両方が良く無いと良い音が出ません。

CT-S1の音の良さは前述の通りです。

Roland GO:PIANOとの比較

大人が使う初めてのキーボードとしてヒットしたRoland GO:PIANOとの違いを比較してみます。

CASIO CT-S1Roland  GO:PIANO
発売日2021年4月23日2017年1月5日
市場相場価格約2万〜27,500円42,300円
鍵盤数6161
鍵盤タッチあり:3段階切替可能あり:切替不可
最大同時発音数64128
音色の種類61種類40種類
スピーカー(13cm × 6cm)× 2(12×6cm)×2
アンプ出力2.5W+2.5W2.5W+2.5W
電源アダプターまたは
単3電池6本
アダプターまたは
単3電池6本
Bluetoothあり:別売あり:内蔵
ペダル別売付属
サイズ930×258×83 mm877×271×82mm
重量4.5kg3.9kg
カラー3色(白・黒・赤)1色(黒)

メーカーは違いますが、ピアノを意識したスタイリッシュな61鍵盤キーボードの両機種。

発売はGO:PIANOの方が古いですが、価格は2万円近く異なります。

この価格差は主に、音の強弱・最大同時発音数・Bluetooth内蔵の有無・ペダル付属の有無・重量差です。

音色の質の違いに関しては、良し悪しで断言はできず、好みの部分もあります。

聴き比べができるこちらの動画では、撮影スタッフはカシオの方が明るめ、ローランドの方が暗めのサウンドで、カシオの方が好きと語っています。

※私も概ね同意です。劇的な違いは出ないでしょうが、GO:PIANOだけデスクに直置きじゃないのでフェアでは無いかなとも思いますが。

あと一番の違いは音の強弱です。

GO:PIANOの方が強弱の差がもっとつけられます。

だからといってCT-S1のタッチ強弱の差も、初心者が不満を感じるレベルではありません。

最大同時発音数はペダルで音を重ねると64では最初の音から消えていってしまいます。しかしこれは初心者は気にするような仕様ではないです。

Bluetoothアダプタとペダルをカシオ純正で揃えると約1万円ほど。これらは後から買っても良いです。

重量はGO:PIANOの方が600g軽いです。

というわけで既にピアノを弾いている人が、これらの仕様(特にタッチの違いと音色の違い)にこだわり、持ち運び等の用途で使う2台目ならGO:PIANOが良いでしょう。

これからピアノ・キーボードを初めてみたい、という人にはカシオCT-S1の機能でも全く問題ないです。

88鍵盤あるキーボードが欲しいという人はRoland GO:PIANOの88鍵盤モデル(29,700円)がおすすめです。

88鍵盤がおすすめな人

・横に長くなって問題無し
・クラシックの曲を弾いてみたい
・よく見るYouTubeなどの弾き方動画が88鍵盤を使っている

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本気で始めたいけど低予算ならカシオCT-S1がおすすめ!

ケチって1万円のキーボードを買ったは良いが結局趣味にできないリスクを考えれば、もう1万円出して少しでも楽器が弾けるようになった方がよっぽど良い投資になる、というのが私の持論です。

そこでピアノをとにかく安く始めたい!というアナタにおすすめのキーボードがCASIO CT-S1なんです。

楽器としての最低条件を満たしながら最も安いのがCT-S1、もし予算の幅があるならもっと弾きやすくて音が良い電子ピアノを視野に検討してみてください。とくにピアノレッスンに通われるなら電子ピアノから始めるのがおすすめ。

独学で始めるけど少しでも不安、という人ならカシオCT-S1で始めて少し上達してから電子ピアノに買い替える、というのも良いですね。

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