●ピアノの先生にアコースティックピアノを勧められたけど、家には絶対置けない
●買っても後悔しないの電子ピアノを教えて!
●予算30万円で最高の電子ピアノは?
というアナタへ楽器屋店員経験のあるyamaが、
CAISO Grand Hybrid(グランドハイブリッド)シリーズの全3機種、GP-310・GP-510・GP-1000をどこよりも詳しく徹底解説します。
グランドピアノ代用品として購入する電子ピアノとして、全ブランドの中でも最もおすすめできる電子ピアノがCASIO CELVIANO Grand Hybrid。
世界三大ピアノのひとつベヒシュタインの名前を使うために、非常に徹底的な品質を実現した音色と演奏性を持ちます。
あくまで楽器としての品質を追求した結果、逆にBluetoothなどの便利機能はありません。
グランドピアノを再現した鍵盤アクションを持つ電子ピアノとして、最も安価。
ピアノ教室に通っている子どもに、最もおすすめしたい電子ピアノです。
弾き心地の良さから、指が疲れにくく、上達が早くなることが期待できると同時に、他社の電子ピアノよりも鍵盤を弾く騒音も小さいため、音が気になる自宅練習に最適です。
CASIO Celviano Grand Hybridの特徴
- ベヒシュタインコラボによる確かな品質
- タッチ:グランドピアノを再現した鍵盤アクション
- 木製鍵盤など指先への反応を大切にする素材選定
- 世界三大ピアノの音色を収録
- 強弱のニュアンスを表現
- 共鳴音やノイズまでも忠実に再現
- 重厚で立体的な響きをつくるスピーカー
ベヒシュタインコラボによる確かな品質
セルビアーノグランドハイブリッドシリーズGP-510とGP-310は、最高品質の電子ピアノです。
CASIOは楽器のほか時計や業務機器など精密機器の開発製造に優れています。
ベヒシュタインは、世界三大ピアノと評されるピアノブランド。
セルビアーノ グランドハイブリッドは、この2社がタッグを組んで開発された電子ピアノです。
ベヒシュタインのブランド名を使うには、品質に一切の妥協が許されず、カシオさんは開発段階でかなり苦労したようです。
その結果、最高品質といえる電子ピアノが誕生しました。
タッチ:グランドピアノを再現した鍵盤アクション
GP-510とGP310の評価が高い最も大きな要因が、[ ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤 ]。
グランドピアノの弾き心地に非常に近い鍵盤タッチを実現しています。
①:3つのセンサーと独自のアクション機構
鍵盤を押して発音するまでのハンマーの動きは、グランドピアノと力学的に同じになるアクション機構です。
発音に至るセンサーは3つ。指先の微妙なニュアンスを、音色の変化へ忠実に伝えます。
②:鍵盤の支点距離
鍵盤の先端側でも奥側でも、押す位置によって極端な重さの変化がなく、グランドピアノと同様の演奏感が得られます。
木製鍵盤など指先への反応を大切にする素材選定
白鍵・黒鍵ともに全て木製、さらに鍵盤を受け止める土台(筬:おさ)も木製です。
この木材はベヒシュタインと同じ素材を用い、同じ乾燥・加工を施し、鍵盤に採用しています。
このオーストリア産スプルースの自然木材は精密にカットされ、時間をかけてゆっくりと熟成されます。これにより、鍵盤は堅固で、整列し、長年の練習とパフォーマンスに耐えることができます。
表面の素材もグランドピアノと同じ素材である、白鍵にはアクリル、黒鍵にはフェノールを採用したことで、指にしっくりとなじみ、すべりにくく弾き疲れしない感触を弾き手に与えてくれます。
サウンド:世界三大ピアノの音色を収録
世界三大ピアノの音色が1台に収録されている、というだけでテンション上がりますよね。
公式ではベルリン、ハンブルク、ウィーンと明記されていませんが、それぞれベヒシュタイン、スタインウェイ、ベーゼンドルファーでしょう。
- ベルリン・グランド:明瞭な輪郭と落ち着いた上品さが特徴の音色。透明感あふれる音と響きが、軽快で色彩豊かな旋律を生み出します。
- ハンブルク・グランド:迫力と力強さを併せ持ち、弦の共鳴が生む華やかな音色。表現の幅が広く、多くのピアニストから支持されています。
- ウィーン・グランド:迫力ある低域弦と、柔らかく美しい弱音が特徴。豊かな表現力を持つ重厚で落ち着いた音色は、ベートーヴェンやモーツァルトといった古典派の音楽を演奏するのに適しています。
強弱のニュアンスを表現
これらの音色は、CASIOの先進的な「マルチ・ディメンショナル・モーフィング」技術により、打鍵の強弱や発音時間による音色の変化を、滑らかで広範囲にわたって表現します。
発音から消音するまでの時間の経過による音の変化を、より滑らかに、より自然にすることで、音の伸びやハーモニーの美しさを一段と向上させています。
さらに、弱音の表現力を高め、pppからfffまで、自然で豊かな表現力を実現しています。
共鳴音やノイズまでも忠実に再現
アコースティックピアノの特徴をデジタルで再現するために、弦の共鳴音や機構のノイズまでも忠実に再現しています。
演奏している状況に応じた共鳴の量や組み合わせを制御することで、グランドピアノの豊かな弦共鳴を徹底的に追求しています。具体的には、鍵盤を弾いた時に異なる弦が共鳴して生じる響きを表現した「ストリングレゾナンス」や、ペダルによりダンパーが外れた時の弦共鳴を表す「ダンパーレゾナンス」など、様々な共鳴音を再現しています。
また「機構音システム」では、「ダンパーノイズ」、「ペダルアクションノイズ」、「キーオンアクションノイズ」、そして「キーオフアクションノイズ」といった、演奏時に発生する微細な音までを取り入れています。
これらの音は、アコースティックピアノの響きをより深く再現するための重要な要素です。
CasioのCelviano Grand Hybridシリーズは、アコースティックピアノの共鳴音やノイズまでも忠実に再現し、演奏者にリアルな演奏体験を提供します。
重厚で立体的な響きをつくるスピーカー
グランドピアノの音響を忠実に再現するために特別に設計されています。
6つのスピーカーが配置され、それぞれがグランドピアノの音が響板から上下左右に拡がる特性を再現。
下向きメインスピーカーによる豊かな音量感は、重厚感ある低音からきらびやかな中高音までをダイナミックに表現します。
また、天板を開閉できる構造により、グランドピアノの大屋根を開けた時のような豊かで拡がりのある音で演奏できます。
これらの特徴により、まるで本物のグランドピアノを弾いているかのような感覚を提供します。
メリット
グランドピアノに限りなく近いから、上達が早く疲れない
自然なグランドハンマーアクションと上質な音色は、グランドピアノに非常に近いタッチ感を提供します。
これにより、アコースティックピアノと同じ感覚で演奏することができるため、一般的な電子ピアノで練習するよりも上達が早くなるでしょう。
また鍵盤の土台部分も木製のため、指や手への負担が少なく、長時間の練習でも疲れにくいというメリットがあります。
一般的な電子ピアノよりも弾きやすい(連打性に優れるなど)
一般的な電子ピアノに比べて弾きやすさが特徴です。
特に連打性に優れており、速いパッセージや複雑なリズムでも正確に演奏することが可能です。
こちらの動画でその凄まじさがわかります。
とにかく、グランドピアノの機構に近いということは、キーボードや電子ピアノ特有のクセが無いので、弾きやすく、だから演奏がもっと楽しくなります。
ハンマーアクションを備える電子ピアノで最も安価
ハンマーアクションを備えたハイブリッド電子ピアノとして、Casio Grand Hybridは非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
例えばYAMAHAのAvaGrand(アバグランド)、KAWAIのNOVUS(ノーバス) ともに約70万円〜です。
CASIOのGP-510なら約46万円、GP-310は約35万円!
国内外のプロピアニストも日常の練習に使用していることからも、安いからと言って品質が悪いわけでもありません。
ちなみにYAMAHAのNU1Xは40万円、これはアップライトピアノのアクション機構なのでおすすめしません。
カシオのGrand Hybridはグランドピアノと同等のタッチ感を持ちながら、本格的なピアノ演奏を求める全てのユーザーにおすすめできる、コスパの高い電子ピアノです。
夜間の練習にも最適な静粛性(機構音も小さい)と音色調整
[ボリュームシンクイコライザー]と[ヘッドホンモード]により、小音量でも満足に演奏でき、夜間の練習にも的な機能も備わっています。
[ボリュームシンクイコライザー]は自宅や夜間など、音量を控えめに設定して演奏する際に非常に便利な機能です。
通常、音量を下げると低音と高音が聞き取りにくくなりがちです。しかし、ボリュームシンクイコライザーは音量を下げると自動的に低音と高音を調整し、音量レベルに関わらず全ての音域で均衡の取れた音を提供します。
[ヘッドホンモード]は、ヘッドホンを使用すると自動的に音質を調整する機能です。
これにより、アコースティックピアノを弾いている時のような、自然な音の広がりを再現します。
また、鍵盤及び土台が木製であることが、他社の電子ピアノよりも鍵盤の機構音(鍵盤を押した際に、物理的にゴトゴト鳴る音)が、静かなことも特筆点です。
Casio Grand Hybridは、住宅事情などの環境や時間帯を問わず、初心者からプロのピアニストまで、幅広い演奏者にとって理想的な電子ピアノと言えるでしょう。
デメリット
他社の電子ピアノに比べて、デジタル機能が乏しい
Casio Grand Hybridは、グランドピアノに近いタッチ感や音質に重点を置いて設計されています。そのため、他の電子ピアノに比べて、デジタル機能にはやや乏しいと言えます。
大きくは音色の種類とBluetooth機能です。
電子ピアノはピアノ以外にも様々な楽器、多いものだと数百種類の音色に切り替えできますが、Grand Hybridは厳選された35種類の音色のみです。
また現在のほとんどの電子ピアノでは、Bluetooth接続が一般的です。専用アプリで操作したり、音楽を再生するためのものですが、Grand HybridシリーズはBluetooth非対応です。
しかし、メトロノームや録音機能、2人同時演奏できるデュエット機能など、一般的な機能は備えています。
あくまでも、音量調整ができるピアノとして使用する分には、全く問題ないでしょう。
他社に比べてブランド力が弱い
CASIOに楽器のイメージってあんまり無いですよね。CASIOの電子ピアノは、主に初心者向けの低価格帯が主流です。
YAMAHAやRoland、KAWAIなどのブランドと比べると信頼性が低く感じるかもしれません。
CASIOはそのイメージを覆す品質を世界三大ピアノのベヒシュタインとともに作り上げ、実際にプロピアニストからも信頼されていることはここまで解説した通りです。
それでも残念ながら、なんとなくのイメージでカシオに好感が持てないユーザーもいます。そんな人は素直に好きなブランドをどうぞ。
ブランドよりも品質を重視する人は気にしなくても良い点です。
GP-310/510/1000の違い比較一覧表
CASIO Grand HybridにはGP-310とGP-510に加えて、島村楽器限定モデルのGP-1000の3機種がラインナップされています。
まずは仕様を一覧表にまとめました。
GP-310 | GP-510 | GP-1000 | |
---|---|---|---|
相場価格 | 352,000円 | 462,000円 | 462,000円 |
カラー | 全2色:ブラックウッド調、ホワイトウッド調 | 黒鏡面仕上げ | 黒鏡面仕上げ |
鍵盤 | ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤(木製鍵盤/表面素材 白鍵:アクリル、黒鍵:フェノール) | ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤(木製鍵盤/表面素材 白鍵:アクリル、黒鍵:フェノール) | ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤(木製鍵盤/表面素材 白鍵:アクリル、黒鍵:フェノール) |
タッチレスポンス | 感度設定5種類、オフ | 感度設定5種類、オフ | 感度設定9種類、オフ |
音源 | AiR Grand | AiR Grand | AiR Grand |
音色数 | 26 | 35 | 35 |
最大同時発音数 | 256 | 256 | 256 |
スピーカー | 16 cm×2 +(10㎝+5㎝)×2 3ウェイ6スピーカー | 16 cm×2 +(10㎝+5㎝)×2 3ウェイ6スピーカー | 16 cm×2 +(10㎝+5㎝)×2 3ウェイ6スピーカー |
アンプ出力 | 30W×2+20W×2 | 30W×2+20W×2 | 30W×2+20W×2 |
アコースティックシミュレーター | ●ストリングレゾナンス ●ダンパーレゾナンス ●ダンパーノイズ ●キーアクションノイズ ●キーオフアクションノイズ ●リッドシミュレーター | ●ストリングレゾナンス ●ダンパーレゾナンス ●オープンストリングレゾナンス ●アリコートレゾナンス ●ダンパーノイズ ●ペダルアクションノイズ ●キーアクションノイズ ●キーオフアクションノイズ ●リッドシミュレーター ●キーオフシミュレーター | ●ストリングレゾナンス ●ダンパーレゾナンス ●オープンストリングレゾナンス ●アリコートレゾナンス ●ダンパーノイズ ●ペダルアクションノイズ ●キーアクションノイズ ●キーオフアクションノイズ ●リッドシミュレーター ●キーオフシミュレーター |
シーン | ✗ | ○ | ○ |
パネル/液晶 | 英語 | 英語 | 日本語/専用レイアウト |
ヘッドフォンイコライザー機能 | なし | なし | あり |
サイズ | 幅1,434×奥行489×高さ963 mm | 幅1,434×奥行489×高さ963 mm | 幅1,434×奥行489×高さ963 mm |
重量 | 78.5㎏ | 78.5㎏ | 78.5㎏ |
電子ピアノとして重要な、鍵盤アクションや素材、音源、スピーカーは、どれも同じなんですね。
カラーバリエーション
GP-310とGP-510の違い
この2機種には11万円の差があります。
購入時に気にするべき違いは、音質(アコースティックシミュレーター)と外観仕上げ(カラー)の違いの2点のみで良いでしょう。
GP-510BPにはダンパーの影響を受けることなく常に共鳴する「アリコートレゾナンス」「オープンストリングレゾナンス」という共鳴音も加え、より豊かで深みのあるグランドピアノさながらの響きを実現しています。
また外観の仕上げが異なります。
サイズや重量は同じですが、GP-310は木目調仕上げの黒と白の2種類、GP-510は本物のピアノのような黒色の鏡面仕上げです。
その他、GP-510のみ作曲家をイメージした[音色・響き・残響]の設定を組み合わせたシーン機能がありますが、ピアノの練習として使う人はこういった設定を好んで行う人は少ないので、気にしなくて良いです。
選べる音色の数もGP-310が26種類ですが、メインのピアノの音色は同じで、結局ほとんどピアノの音しか使わないので、こちらも考えなくてよいでしょう。
使われている音源や鍵盤のアクションなどは同じです。GP-310はかなりコスパが良いとも言えますね。
GP-510とGP-1000の違い
島村楽器限定モデルのGP-1000は、GP-510とほぼ同じですが、5つの違いがあります。
音色リスト
音色の数はどちらも26種類です。
★:GP-510のみ、※:GP-1000のみに収録されている音色です。
GP-510 | GP-1000 | |
---|---|---|
1 | ベルリングランド | ベルリングランド |
2 | ベルリングランド メロウ | ベルリングランド メロウ |
3 | ベルリングランド ブライト | ベルリングランド ブライト |
4 | ハンブルクグランド | ハンブルクグランド |
5 | ハンブルクグランド メロウ | ハンブルクグランド メロウ |
6 | ハンブルクグランド ブライト | ハンブルクグランド ブライト |
7 | ウィーングランド | ウィーングランド |
8 | ウィーングランド メロウ | ウィーングランド メロウ |
9 | ウィーングランド ブライト | ウィーングランド ブライト |
10 | ★グランドピアノ モダン | ※ドラマティックグランド |
11 | ★グランドピアノ ロック | ※ロマンティックグランド |
12 | ★グランドピアノ ジャズ | ※ノスタルジックアップライト |
13 | ★グランドピアノ ポップス | ※エンジョイアップライト |
14 | ★グランドピアノ ダンス | ※ビンテージアップライト |
15 | ホンキートンクピアノ | ホンキートンクピアノ |
16 | ★ピアノ パッド | ※パワフルピアノ |
17 | エレクトリックピアノ1 | ※プラクティスピアノ |
18 | エレクトリックピアノ2 | ※ファッショナブルピアノ |
19 | ★エレクトリックピアノ3 | ※リッチグランド |
20 | FMエレクトリックピアノ | ※エレガントグランド |
21 | 60’s エレクトリックピアノ | ※スピリチュアルグランド |
22 | ハープシコード | エレクトリックピアノ1 |
23 | ★ビブラフォン | エレクトリックピアノ2 |
24 | ストリングス1 | FMエレクトリックピアノ |
25 | ストリングス2 | 60’s エレクトリックピアノ |
26 | ★シンセパッド | ハープシコード |
27 | パイプオルガン1 | ストリングス1 |
28 | パイプオルガン2 | ストリングス2 |
29 | ジャズオルガン | パイプオルガン1 |
30 | エレクトリックオルガン1 | パイプオルガン2 |
31 | エレクトリックオルガン2 | ジャズオルガン |
32 | ★エレクトリックオルガン3 | エレクトリックオルガン1 |
33 | アコースティックベース | エレクトリックオルガン2 |
34 | ライドベース | アコースティックベース |
35 | ★エレキベース | ライドベース |
皆さんの気持ちを代弁しますね。どっちでもいいや!です笑
強いて言うならGP-510の方が、楽器の種類が多いです。
ピアノの音色もそんなに使い分けるか?と言ったら微妙ですし、結局気に入った音色1つしか使わないんですよね。で、特にベヒシュタインのベルリングランドが一番こだわられて作られた音色なんで、この音色に不満がなければこれにしとけば間違いないんです。
GP-1000には、音色の選び方や特徴を解説した「ピアノ音色ガイドブック」が付属しますが、たぶんほとんどの人が見てないでしょうね。
タッチ感度の設定
GP-510のタッチの感度は5段階、GP-1000は9段階で設定可能です。つまりGP-1000の方が、より自分好みに設定できます。
タッチの感度は重く設定すると、フォルテを出すのに強く弾く必要があります。
通常はノーマルで設定変更する必要はありません。
しかし、普段演奏しているグランドピアノと、タッチの感覚が異なる場合は、設定を突き詰めることで違和感なく演奏できるようになります。
もちろん、物理的な鍵盤の重さは変わりません。
パネル・液晶の表示
GP-1000は、操作パネルのボタンの文字や、ディスプレイ内の文字が日本語表記になっています。
ヘッドホンイコライザー機能の有無
GP-510には無い機能です。
使っているヘッドフォンのタイプに合わせて音色を調整したり、ボリュームに合わせて自然に聞こえるようになっています。
メトロノーム
GP-510のメトロノームはテンポを数値で設定します。
GP-1000ではそれに加えて、「Allegro」「Moderato」など楽譜に記載されている記号をそのまま選択でき、手軽にテンポが変更できます。
価格
価格は”基本的には”どちらも同じ462,000円です。
“基本的に”というのは、島村楽器はネット販売で滅多なことでは値引きしないことに対し、
どこでも(楽器店でも家電量販店)買えるGP-510は、各お店が最終的な値段をつけるので、
この相場価格より安く売っているところや、お得なセット品もあるということです。
GP-510とGP-1000の違いは微々たるものということは、おわかりいただけたかと思います。
ですので、どっちを買っても後悔することは無いですが、
市場調査が面倒ならGP-1000を島村楽器(楽天などネット購入も可)で購入するの良いですし、
特にGP-1000に欲しい機能が無いのであれば、GP-510を安く買えるか、保証などで安心できる好きなお店で探してみると良いでしょう。
Grand Hybridの選び方
Grand Hybridシリーズは子どもの練習用にも、趣味の大人用にも、グランドピアノの弾き心地を騒音を気にせず演奏できる電子ピアノの最適解です。
カシオのGrand Hybrid GP-310(約35万円) GP-510(約46万円)は予算的に、他社でも最上位機種の電子ピアノYAMAHAならCLP-785(約40万円)、RolandならLX708(約52万円)が比較対象になります。
この価格帯では、唯一グランドピアノのアクションを持つ鍵盤で、その弾き心地、弾きやすさはトップクラスです。
強弱のニュアンスや表情のつけるための、指先のタッチの練習も満足に行えるでしょう。
世界的ピアニストであるマルタ・アルゲリッチ氏も、日本滞在中の練習ように使用されていたとのことです。
Bluetoothやアプリなどの便利機能が無い分、あくまでも”グランドピアノの代替品”として、上質なピアノを求める人におすすめです。
迷ったらGP-510にしとけば、後悔はしないでしょう。
電子ピアノ購入の予算が20万円くらいの人でも、もう10万円頑張ってGP-310が買えれば満足度は劇的に向上しますよ。
●安くハイブリッド(グランドピアノと同じ鍵盤アクション)ピアノが欲しい
●子どもには良い楽器で練習して、効率よく上達してもらいたい
●白いハイブリッドピアノが欲しい
●音量やサイズの都合で、どうしても生ピアノが家に置けない
●できる限り良いピアノで練習したい
●電子ピアノの購入で後悔したくない
●色々検討するのが面倒なので、品質と店舗が信頼できるところで早く購入したい
●数あるピアノの音色は吟味して使いたい
●タッチ感度をなるべく詳細に設定したい
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