子供がピアノを習いたいと言い出した時、ピアノ教室と独学のどちらかを親が選ぶことになります。でも、両親がピアノ未経験者なら何を基準に決めたらいいか正直分からないですよね。
ここでやってはいけないのが「よく分からないから、お金が掛からない独学にしよう!」と決めてしまう事です。大人からピアノを始める場合は独学でも十分弾けるようになります。しかし、子供だけでピアノを独学で学ばせるのはオススメしません。
もしピアノ教室に通わないのであれば、親のサポートが必須なんです!
今回はその理由や、サポートの方法について詳しく解説していきます。
子供に独学でピアノを練習させてはいけない理由
子供は自分だけで真面目に練習できない
例えば、学校の部活で顧問の先生がいなくなったら真面目に練習しなくなりますよね?
生徒が部活で真面目に練習できるのは、メニューを決めて練習を見てくれいる顧問の先生の存在がとても大きいです。
では、子供がピアノを独学で練習するとどうなるでしょうか?
恐らく、ほぼ全員の子供は「弾きたくなったら弾く」か「飽きてしまって辞める」の2択でしょう。
ピアノは簡単ではありません。
運動部と同じく、ほぼ毎日、何時間の練習を2年近く続けてやっと初心者卒業なんです(個人差アリ)。
「弾きたくなったら弾く」ぐらいの練習だと、5年経っても初級しか弾けないという事もあるでしょう。
「なんとなく何年も弾き続けた結果、ほぼ上達しなかった」という事になる可能性が高いです。
将来子供が「特技はピアノです」と言えるようになるには、人から教わって効率良く上達できる環境が必要なんです。
子供だけでは良い練習が出来ない
初心者がピアノを弾くときに大事なのが「正しいフォーム」「正しい力の入れ方」等の基礎です。
ですが、どちらも人に教わったり、誰かの動きを真似なければ一人で完成させるのは難しいんですよね…
それ以前に、独学の場合は重要な基礎を知らない状態で進める人がほとんどです。
ピアノを弾くときには基礎がとても大事で、これを疎かにすると上達スピードがとても落ちてしまいます。
もし子供がやる気があって毎日練習をしていたとしても、正しい練習方法や基礎能力が無ければ効果は半減です。
上の2つの理由から、子供だけで独学をさせるのはオススメできません。
自分だけの力で学習できるようになるのは中学生ぐらいの頃からです。
幼稚園生や小学生で独学している一部の人は上達するかもしれませんが、ほとんどは辞めてしまうか上達しないままでしょう。
ピアノ教室に通わせるか、下で説明する方法で子供のサポートをするのが大事です。
子供に独学でピアノを教えていい条件
親がしっかりと教える余裕・スキルがあること
上では独学をオススメしませんでしたが、親がピアノ経験者であれば独学は可能だと思います。
未経験者の場合は、子供向けのピアノ教本を理解して子供に丁寧に説明する方法でも大丈夫です。
経験者であれば正しい基礎技術、練習方法などを子供に教えることが出来るでしょう。最初の内は楽譜を選んであげたり、練習メニューを作ってあげるのが理想的です。
子供の自主性も大事ですが、まだ知識も経験も無い状態で独学をしても上達は出来ません。
最初の頃はつきっきりでピアノの基礎を教えて、入門レベル→初級レベルのアシストをしましょう。
少し厳しいかもしれませんが、練習を強制するのも大事ですし、地味な指の基礎練習もしっかりやらせましょう!
【結論】子供にピアノを独学で練習させるべきか
子供がピアノを上達できる環境として一番なのはピアノ教室で間違いありません。
ですが、親が経験者であったり、未経験でもピアノの勉強をして子供に丁寧に教えれば独学でも上達は出来ます。
ここで大切なのは子供だけで独学をさせない事です。
音楽の記号や楽譜の読み方が事細かに書いてある本を読んでも、子供だけでは理解できません。練習方法、基礎知識などを親が丁寧に教えること大事なんです。
子供が自分の力だけで独学をしていくのは、スタートダッシュを成功させてから。
ただ、どれだけ独学でピアノを練習しても、ピアノ教室と違って上達の保証はありません。
半年ほど続けても上達できないのであれば、ピアノ教室に通う事をオススメします。多少変なクセが付いていたとしても、早い段階で通えばすぐに直せますよ。
子供であれば個人と大手、どちらのピアノ教室もオススメです。
個人のピアノ教室はママ友から評判を聞いたり、体験レッスンを紹介して貰いましょう。
大手ピアノ教室であれば以下がオススメです!
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