ピアノは子供の習い事として非常に人気があります。テレビでも「幼少期にピアノを習っていた人は頭が良くなる」と紹介されていますよね。そういった事もあり、子供の教育も兼ねて子供をピアノ教室に通わせる親はとても多いです。
教育以外のメリットとして、ピアノは子供の一生の趣味になる可能性もあります。
筆者は6歳から始めたピアノを今でも続けていて、気づけばピアノ歴は14年です。まだまだ全然飽きていないので、いつの間にかピアノが一生の趣味になっています。
ですが、子供にピアノを始めさせる時に気になる事は多いです。
そこで、今回は子供がピアノを始める時の費用・効果などを解説していきたいと思います!
6歳からピアノを始めた筆者の体験談を交えながら解説。


子供への効果【習い事でピアノを始めるメリット】
ピアノを弾くのは難しく、とても脳を使います。
・普段ほとんど使わない左手を使う
・右手と左手を同時に違う動きをする
・目と耳を同時にフル活用
などなど、「本当に子供に出来るの?」と思うほど複雑な事しています。
下ではそれぞれの効果を解説しますね。
右手と左手を使う【脳への効果】
右手は左脳、左手は右脳と繋がっていると言われます。
右脳・・・想像力、記憶力、イメージ力
左脳・・・計算力、論理的思考、言語能力
という風に、左右の脳にはこんな違いが。
普通に生活していると利き手の反対の脳が発達しますが、ピアノを習っている子供は左右両方の脳が発達します。
また、両手を同時に違う動きをする事で高い集中力が付きます。
ピアノを弾く人なら分かると思いますが、両手で合わせる時に他の事を考える余裕は一切ありません。それだけ集中力が必要な事を、子供の内に実践できるのはとても効果的です。
筆者は集中力が長所で、2時間以上は余裕で続きます(一般平均は40分ほど)。
いま考えると、これは子供の頃にピアノを習っていたおかげだと思います。6~7歳から始めたので脳への効果を考えると少し遅いですが、それでも十分に効果はあると言えます。
目と耳を同時にフル活用
弾く場所を目で確認し、弾いた音を耳で聴き分けます。
この様に、ピアノを弾くときは両方を同時に使います。これは脳に強い刺激を与えますし、高い集中力も身に付きます。
また、ピアノを習っている子供は英語を覚えやすいと言われています。
幼い頃から音の聴き分けをしていると、英語のリスニング能力でも聞き分ける力が役立つんですね。
ピアノの習い事で掛かるお金【他の習い事と変わらない】
ピアノは子供の教育にオススメだという事は説明しましたが、金銭面ではどうでしょうか?
”ピアノはお金持ちの趣味”というイメージを持っている人は少なくないです。
ですが、実際はそんなこと全くないんですよ。筆者も平凡な家庭でしたし。
恐らく本物のピアノが100万円以上するので、そういったイメージがあるんだと思います。
ですが、実際は10~20万円ほどの電子ピアノで十分ですし、電子ピアノを買った後はピアノ教室以外に主な出費はありません。
分かりやすく説明するためにピアノと野球を比較します。
ピアノを始める時の費用
電子ピアノ購入:10~20万円
楽譜代(教室による):0~3,000円
入会金(教室による):0~1万円
月謝:平均7,000円
野球を始める時の費用
ユニフォーム:1万円
各種道具:3万円~
月会費:平均6,000円
スポーツ保険料など:約5,000円
毎月掛かるお金(月謝と月会費)は同じくらいですね。
ですが、道具代で大きな差が付いています。
ピアノは約15万円ですが、野球は5万円ほどで済みますね。
ただ、野球は道具が消耗したり子供が成長すると買い替えなければいけませんが、 電子ピアノは一度買えば10年以上持ちます。
ピアノ側は道具の消耗が無い点を考えると、メジャーな習い事である野球と金銭的に差はありません。
ピアノの始め方【子供が習い事を始めるサポート】

ここではピアノを始める方法を解説します。
親がしてあげる事は「電子ピアノを購入する」「ピアノ教室を選ぶ」の2つ。
ちなみに、子供のピアノ独学については下でまとめています

電子ピアノを購入
まず電子ピアノの相場ですが、6万円から70万円まで非常に幅が広いです。
基本的に、値段が高ければ本物のピアノに近い物が多いです。
基本的に6万円~10万円の物は鍵盤がカタカタして弾きづらく、子供が10年近く使う事を想定するとオススメできません(ダメではない)。
ピアノ教室に通って、長い期間使う事を考えるならば10万円~20万円の電子ピアノがオススメです。
さて肝心の選び方ですが、実際に店舗に行って店員さんと決めるのが良いです。
予算から売れ筋を教えて貰って、後はデザイン等を考慮して購入しましょう。
ある程度の金額を払えば変な電子ピアノはありませんが、しっかり吟味して購入しましょう。
ピアノ教室を選ぶ
まずピアノ教室には個人と大手があります。
大手のピアノ教室は「YAMAHA」など、複数の教室を持っていて数多くの生徒が通っています。
個人のピアノ教室は自宅をピアノ教室にしていて、地元の生徒が通う場合がほとんど。
大手ピアノ教室の特徴
メリットはネットで多くの情報を手に入れられるという事です。
料金やレッスン内容だけでなく、評判もネットで検索すれば多く出てきます。事前に教室の事を知ることが出来れば安心ですね。
デメリットは価格が少し高い事です。
一般的な個人ピアノ教室の月謝よりも1000円ぐらい高い場合が多いです。
また、レッスンは振替不可の場合がほとんどです。
個人ピアノ教室の特徴
メリットは価格が安く、レッスンの振替可能な場合が多い事です。
デメリットは教室によって違いが大きい事です。
地元感の強いピアノ教室は月謝が安いですが、本格的な個人教室は非常に月謝が高いです。また、幅広いジャンルを弾く教室もあれば、クラシックだけの教室もあります。
詳細なHPを持った個人教室は少ない為、こういった情報や口コミはママ友などに聞きまくるしかありません。
結局どっちを選べばいいの?
選びやすさで選ぶなら大手教室
子供に合わせた教室を探すなら個人教室
教室によって方針が違うから、子供に合ったピアノ教室を見つけられるかも!
それに、月謝が安めのピアノ教室も多いです。
子供向けのピアノ教室はこちらがオススメです。
子供の為のコースがあるので、子供の教育に適した講師からピアノを習えます。

本格的なクラシックならこちらがオススメです。
まとめ
ピアノの習い事をしている子供への影響
・ピアノを弾くと脳が刺激される
・右脳と左脳の両方を使うことが出来る
・高い集中力が身に付く
・英語学習が得意になる傾向にある
ピアノの習い事の費用
電子ピアノ:10~20万円
楽譜代:0~3,000円
入会金:0~10,000円
月謝:平均7,000円
ピアノ教室を選ぶなら
大手ピアノ教室の特徴
・ネットで料金・方針・口コミなどの情報が手に入る
・個人教室より若干高い場合が多い
個人ピアノ教室の特徴
・教室によって方針が違うので、色々なピアノ教室がある
・子供にピッタリの教室を見つけられるかも
・情報が手に入りづらい
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