皆さんはスコット・ジョプリンを知っていますか?
ピアノを弾かない人にとっては、あまり馴染みの無い人物の様に聞こえますよね。
しかし、現在のテレビやCM等の様々な場面に彼の名曲はたびたび使われています。
スコット・ジョプリンの生い立ち、そして数々の名曲を紹介していきます!
スコット・ジョプリンについて
スコット・ジョプリン (Scott Joplin) はアメリカ合衆国の作曲家及び演奏家です。1867年にアメリカ合衆国で生まれ、1917年に49歳という若さでその人生に幕を下ろしました。
ラグタイムというジャンルで非常に有名な作曲家及び演奏家であり、ラグタイム王と呼ばれています。
ラグタイムは19世紀末から20世紀初頭に掛けてアメリカで大流行した音楽です。クラシックの要素とアメリカの音楽の要素を合わせたような曲です。
最も分かりやすい特徴としては、ほとんどが2拍子であり、ズンチャズンチャというリズムを取る左手が特徴的です。
スコット・ジョプリンは黒人であり、当時は教育を受けることもできず、仕事も限られているような時代でした。貧しい生活の中でも、両親は生活費を削り、ピアノを買い与えるなどして才能を伸ばす環境を整えました。
両親の手助け無しに、100年先でも繰り返し弾かれる名曲を完成させることは出来ませんでした。
活気に満ちた明るい音楽、思わず体を揺さぶってしまう楽しいリズムを生み出す彼は、その音楽とは反対の性格であり、「引っ込み思案で引きこもりがち」と言われる程でした。
しかしそれは他人から見たスコット・ジョプリンであり、実際の彼はその音楽が教えてくれます。
次に、数々の名曲をみていきましょう!
スコット・ジョプリンの名曲5選
The Entertainer
最も有名なラグライムです。
1973年のアカデミー賞受賞映画「スティング」のテーマ曲として使用されたことがきっかけでラグタイムはその勢いを取り戻しました。
現在でも料理のBGMからサッカーのチャントまで幅広く使われています
↓元々はピアノの曲ですが、こういったアレンジもあります
The easy winners
1901年(33歳)の時に作曲された作品です。
サントリーの人気商品「こくしぼり」のCMで使われました。
↓ディズニーランドver
↓僕のお気に入りです
Maple Leaf Rag
1899年(31歳)の時に作曲された作品です。
メイプルリーフラグは英語で「楓の葉」を意味します。
映画「スティング」のBGMとして使われました。
The Entertainerと同等の知名度がある人気曲です。
Pineapple Rag
1908年(40歳)の時に作曲された作品です。
少し昔の話ですが、SUZUKIの軽自動車「ラパン」のCMで使われました
↓映画「スティング」ver
Sunflower Slow Drag
1901年(33歳)の時に作曲された曲です。
ディズニーランドのテーマランドの1つである「ワールドバザール」でBGMとして採用されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スコット・ジョプリンを知らなくても、知っている曲も多くあったのではないでしょうか?
もし反響があれば他にも作曲家の特集をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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