ピアノを始めるには楽譜や教本が必要です。
でも、初心者の人が楽譜を選ぶのって結構難しいんです。
ピアノ教室で習うのならば先生に決めてもらうことが出来るのですが、独学の人は自分で楽譜や教本を選ばなければなりません。
適当に買った楽譜の難易度が高すぎて挫折してしまう事は珍しくないので、最初の楽譜は丁寧に選ぶ必要があります。
そこで今回は、ピアノ初心者におすすめのピアノ楽譜(クラシック)を紹介していきます!
ピアノ教室に通う予定の人は講師の人に選んでもらうのが良いです。
まだどこのピアノ教室に通うか決め手ない人はこちらを参考にしてみてください!
忙しい社会人でも通えるピアノ教室なので非常におすすめ。
ピアノ初心者に必要な2種類の楽譜
「え、クラシック音楽の楽譜が載っている本だけじゃないの?」って思った人は結構多いと思います。
実はそれだけでは不十分で、指を滑らかに動かす為の練習用楽譜というのがあります。まずはそっちを紹介!
指を自由に動かす練習の為の教本
最も有名なのは「ハノン」と呼ばれる教本です。
1本1本の指を自由に動かせるようになり、速い曲でも弾けるようになることが主な目的。
単調な練習になるので、正直あまり楽しくは無いのですが非常に重要な練習です。
5分ほどでいいので出来れば毎日やるのが理想です。
指がある程度動くようになれば、ピアノの練習は圧倒的に楽しくなります。
少し面倒くさい気持ちも分かるのですが、必ず将来の自分にプラスになる練習なので頑張りましょう!
詳しい練習方法などは下で解説
練習曲が載っている教本
こちらはクラシック曲の楽譜が載っている教本です。
クラシックの有名な曲と聞くと難しいイメージがありますが、初心者向けの名曲はいくつもあります。
例えば「エリーゼのために」とかは初心者向けだけど有名曲。
教本の選び方は2種類あって、
①最もメジャーな教本を順番に進めていくやり方、
②自分が好きな曲が多い教本を選ぶ決め方です。
の2種類があります。
①ですが、実はピアノは効率の良い上達が見込める練習曲がある程度決まっています。
弾いていてあまり楽しくない曲がいくつもある(僕が子供の時にはそう感じた)のが欠点ですが、中級者へ最速ルートで行きたい人におすすめです。
②ですが、僕のおすすめはこっちです。
ピアノを独学で学ぶときに最も恐れるべきなのは挫折してしまう事です。
特に最初の頃は思うように指が動かないことから多少のストレスを感じることがあるんですよね。
そういった状況に陥ってしまった場合でも、自分の好きな曲ならば楽しんで続けられるのがおすすめな理由です。
長く続けるのが大事!
ピアノ初心者におすすめの楽譜を紹介【練習曲編】
バイエル
難易度は初級より簡単な導入レベルです。
ピアノをこれから始めようと思っている人におすすめの難易度。
弾き終えるまでに掛かる時間は個人差もありますが、一般的には約3年と言われています。
そんなに掛かるの!?って思いますよね。
これは中級者、上級者になっても変わらないことなのですが一曲を弾き終えるまでには長い時間が掛かります。
ただ、これは全ての曲を弾けるようになる場合なので、飛ばし飛ばし弾けばもっと早く終わります。
あくまで導入として利用する教本なので、ある程度弾けるようになれば卒業して大丈夫です。
この楽譜は一般的なバイエルの全ての曲に指づかいが付いている強化版です。より効果的に上達できると思います。
これならひとりでマスターできる! 大人のための独習バイエル[上巻][下巻]
これが一番オススメ!ピアノを独学する人向けに作られたバイエルです。
独学で挫折してしまった人達からの意見を参考にし、解説やアドバイスが書かれています。
ただ淡々と楽譜が掛かれているバイエルとは違い、教科書の様に使えるのが魅力です。
初心者でも扱いやすい内容なので、苦手意識を感じずに始められます!
ピアノソロ 大人のためのかんたん! すぐ弾ける! ピアノで弾く定番ベスト60~花は咲く~
クラシック、フォーク、ジャズ、世界の歌など、幅広いジャンルの中から定番曲が60曲収録されています。
「クラシックだけじゃなく他のジャンルも弾きたい!」という人にオススメ。
どの曲も短く作られているので独学にぴったりの本です。
クラシックだと、「美しく青きドナウ」「G線上のアリア」「アヴェ・マリア」などが収録されています。
収録曲
世界に一つだけの花
赤いスイートピー
少年時代
いつか王子様が(ディズニー)
スタンドバイミー
ジングルベル
クリスマス・ソング
美しく青きドナウ
愛の夢 第3番
G線上のアリア
ラ・カンパネラ
アヴェ・マリア
月の光
他
ピアノ初心者におすすめの楽譜【指のトレーニング編】
バーナムピアノテクニック
一般的に「バーナム」と呼ばれるものです。
ピアノ教室でも採用されている有名な指のトレー二ング教本。
バーナムの魅力的な点は、指のトレーニング以外の力も付く所にあります。
具体的には、どんな音を鳴らすか、どんなタッチで音を鳴らすか等です。
指のトレーニングをしながら音を表現する力を手に入れられるのは非常に魅力的。
無理のない指のトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本
タイトル通り、大人になってからピアノを始めた人向けの教本です。
「無理のない指のトレーニング」というタイトルに関してですが、腕や指が力みがちな初心者が長時間の練習をすると筋肉を傷めてしまう可能性があります。
そういったトラブルに関してのワンポイントも書いてある親切な楽譜です。
本家ハノンは初心者には難しいと言われていますが、こちらは解説なども付いてるアレンジ版なので初心者でも安心して弾けますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
皆さんはこれからいくつもの楽譜集を使うと思いますが、一番最初に使う教本はとても思い出に残ります。
ピアノは長い人生で最後まで楽しめるような趣味です。
最初は辛いこともあるとは思いますが、ピアノを練習して良かったと思う日がいつか来るはずです。
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