ピアノを独学で練習している皆さんは指を自由に動かす為の練習をしていますか?
最初の頃は難しい指使いが出てこないので「指の練習しなくても弾けるよ!」と思う人がいるかもしれません。
しかし、中級や上級の曲には高速で指を動かしたり、難しい指使いが出てくる曲がいくつもあります。
そんな難しい曲に出会った時、初心者の頃から指のトレーニングをしている人は素早く対応することが出来るんです。
指のトレーニングはすぐに効果が出るわけではないですが、将来的に必ず役に立ちます。
サボらずに続ければ弾く事が出来る曲がグッと広がる重要な練習なんです。
そこで今回は、指を自由に動かす為の練習法とおすすめの楽譜集を紹介していこうと思います。
・左手が動かない!という人におすすめの練習方法
・両手で弾けない!という人におすすめの練習方法
この記事はこんな人におすすめ
・ピアノを独学で練習している
・指を自由に動かせない
・何を練習したらいいか分からない
ピアノ初心者が指を自由に動かす為の練習方法
基本的に練習の方法は2種類あります。それが
・楽譜集を買う
・YouTubeに投稿されている動画を観ながら練習する
の2つがあります。ここではそれぞれの方法を紹介していきます。
楽譜集を買って練習する方法
楽譜集を買って練習する方法
「楽譜集」と聞くとクラシックやディズニーの曲が載った物を想像しますよね。
そういった「聴くための曲」を載せた楽譜集とは別に「指の特訓の為の曲」を載せた楽譜集があり、それを使って指の特訓をします。
指の特訓の為の曲なので弾いていてあまり楽しくない、魅力的な曲ではないというのが欠点です。
ただ、効果的な練習であることは間違いありませんので、10分でもいいのでしっかり練習するのがピアノ上達の秘訣です。
実際に楽譜を見ながらの練習方法ですが、普通の曲を弾くときと同じ順番で練習します。具体的には
①右手を完璧にする
②左手を完璧にする
③両手で合わせる
の順番で練習します。
慣れてきたら「全ての音符にスタッカート」「四分音符=150」など変化を加えながら練習すると更に効果的です。
↓参考になるリズム変奏です
別の曲でも取り入れることが出来る変奏なので、慣れてきたら試してみるのをおすすめします!
YouTubeの動画を観て練習する方法
まだ数は少ないのですが、YouTubeに投稿された練習動画を参考にして練習するのもいいと思います。
ただ、数が少ないので同じ動画での練習ばかりになってしまうのが欠点です。
最初の頃にお試しとしてYouTubeの動画で練習をするのがオススメ。
最終的には楽譜集を買って、色々な楽譜で指のトレーニングをしましょう!
↓おすすめの動画
【ピアノ初心者におすすめ】指の練習の為の楽譜集
バーナムピアノテクニック(導入書)
初心者向けの王道の楽譜集。
タイトルにある通り、ピアノを始めたばかりの人に基礎練習を導入するための楽譜集です。
始めたばかりの人でも無理なく弾ける指の練習なので、安心して弾けると思います。
導入書、(1)~(4)、全調練習の6冊があります。
全てを購入する必要は無いのですが、1冊だと飽きてしまうと思うので2冊がおすすめです。
先ほど紹介した「バーナム ピアノテクニック」シリーズの1冊です。
導入書ともう一冊選ぶとしたらこちらがおすすめ。
白鍵だけで弾く「ハ長調」「イ短調」の他に、シャープが1つ、2つ、3つと増える調号の曲が収録されています。
最初の頃はシャープ、フラットが5つ付いているのを見ると難しそうな印象を受けますよね。
そういった曲への苦手意識が無くなりますし、とても重要な練習なのでチャレンジしましょう!
無理のない指のトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本
指のトレーニングとして最も有名な「ハノン」を大人向けにアレンジした教本です。
本家のハノンはシンプルで退屈な本と言われています。
この教本では曲ごとのポイントを説明、効果的な予備練習の方法など様々な要素が加えられているので飽きずに進めることが出来るのが魅力です。
他にも力の入れすぎから起こる筋肉トラブルなどの防ぎ方なども紹介されている盛り沢山な本です。
おわりに
指を自由に動かすことが出来れば弾くことができる曲の幅は大きく広がります。
少し地味な練習ですが必ずあなたの為になるので頑張りましょう!
慣れてくればテレビを観ながら気軽に練習できるようになるので、最初だけの辛抱です。
まずは1日10分から指のトレーニングをしましょう!
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