数ある楽器の中でも、圧倒的に難易度が高い楽曲があるのがピアノです。
10本の指全てで音を鳴らすことができるので、いくらでも難しく、複雑にすることが出来ます。
ピアノの最高難易度の曲は想像をはるかに超えて難しく、ピアノ歴20,30年の人でも弾けない人がほとんど。
ピアノの最高難易度の曲は、人生をピアノに捧げたプロのピアニストが弾ける曲なんです。
そんな異次元の難易度の曲を聞いてみたいとは思いませんか?
そこで今回は、超絶技巧の最高難易度曲10選を紹介していきます!
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難しい曲の特徴
音がとても細かくて速い曲
これが一番分かりやすいですね。
技巧派のピアニストは、普通の人が適当に動かしても追いつかない指の速さで全ての音を正確に弾きます。
また、細かい動きだけでなく「跳躍」と呼ばれる遠くの音を弾く技術も圧巻です。
実際に鍵盤を観れば、一瞬の内にどれだけ遠くの鍵盤を押しているのかに驚くでしょう。
不規則なテンポの曲
聞いている側はあまり感じないかもしれませんが、弾く側はテンポが不規則な曲を弾くのがとても大変です。
譜読み、合わせる段階でとても苦労しますが、ピアニストはそこに自分の表現を加えるのでとても難易度が高いです。
【超絶技巧】ピアノの難しい曲10選
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
https://www.youtube.com/watch?v=sPltC01b6Xg
ピアノパートの難易度が非常に高く、最高難易度のピアノ曲の代表です。
歴代ピアニストの中でもトップクラスで手が大きかったラフマニノフだから作れた曲で、現代人の手で弾くのは非常に難しいです。
アルカン:鉄道 Op.27
打鍵する部分が可視化されているので分かりやすいと思います。
蒸気機関車をイメージした曲で、非常に終始非常に速いテンポで弾き続ける曲です。
高い早引きのスキルが必要です。
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲第3番「ラ・カンパネラ」
異常な程の「跳躍」と「トリル」の技術が必要な曲です。
この動画のテンポでまともに弾けた人は歴代でも100人はいないと言われています。
途中の連続打鍵の部分はピアノのハンマーの戻りが追い付かないんだとか・・・。
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲第4番「マゼッパ」
ヴィクトル・ユーゴ―の叙事詩「マゼッパ」に感銘を受けて作曲された曲です。
速弾きだけでなく、コロコロ変わる表現や強弱など非常に複雑な曲です。
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
数多くのピアニストが「演奏不可能」と言った高難易度曲。
速弾き・トリル・跳躍の技術やテンポが崩れる部分など、非常に難易度が高いです。
リスト:半音階的大ギャロップ
名前に「超絶技巧」とついていませんが、この曲も大抵の人は弾く事が出来ない曲です。
ヴォロドス:モーツァルトのトルコ行進曲
モーツァルトの「トルコ行進曲」をヴォロドスが編曲した「世界で一番難しいトルコ行進曲」です。
単純な難易度も高いですが、テンポや調のせいで弾きづらいという特徴もあります。
ゴドフスキー:ショパンのエチュードによる練習曲
原曲でもそれなりに難しいショパンのエチュードをゴドフスキーが更に難しくしました。
ショパンのエチュードを2曲同時に弾くという意味の分からないアレンジもあります。
バラキエフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
ロシア人のバラキレフがカフカス地方に旅行した時に着想を得て作曲した曲です。
ピアニストであったバラキレフ自身も弾けない曲です。
ラヴェル:夜のガスパール
「夜のガスパール」は散文詩集のタイトルで、これから着想を得たラヴェルがピアノ曲にしました。
これを弾くには特殊な技術が必要で、世界的に有名な難曲の1つです。
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