ピアノを始めたいならピアノ教室に通うべき
こういう意見の人は多いですよね。ですが、ピアノ教室に通えない人だっています。毎月8000円の月謝は安くないですし、定期的に通うのはけっこう面倒くさいです。
確かに、昔はピアノ教室しか選択肢が無かったかもしれません。
しかし、今はピアノ教室に通わなくてもピアノが上達する方法はいくらでもあります。
その中でも、今回は気になる人が多い通信教育について解説します。通信教育はピアノの教科書の様な物で、DVDとテキストと楽譜がセットになっており、とても理解しやすいです。
初めて楽器に触れる人でも理解できます!
ピアノ教室との比較、メリット・デメリット、口コミなどを詳しく説明します。購入しようか迷っている人は参考にしてみてください。
初心者でも通信教育で上達できます
通信教育の教材を利用すれば、初心者でもピアノの上達が期待できます。
その主な理由は以下の3つです。
- 昨今の通信教育の教材は、映像や音声を活用したものが増えており、直接教えてもらうのに劣らない質のものが揃っています。
- 練習時間やペースを自分で調整できるため、無理なく継続して学ぶことができます。
- 教えるのが一流の講師が教材を作っているから、初心者でも上達します。学生が受験勉強のために塾や通信教育を取り入れるのは、指導力の高い講師から習ったほうが身につくからです。ピアノ教室も同じことが言えます。地元のピアノ教室よりも、通信教育の教材の方が、初心者の上達につながるケースは少なくありません。
以上のことから、ピアノ教室に通えない生活環境であったり、地域に住んでいる方も、通信教育でピアノを上達することができます。
練習時間や習得の早さなど個人差はありますが、なにより大事なことは続けることです。
ピアノの通信教育がおすすめの人と効果
ピアノの通信教育はどんな人におすすめ?
まず、最初に伝えておきたいのは「(オンラインでない)ピアノ教室に通うのが一番良い」という事です。
ピアノ教室はそれなりにお金を払ってるので、講師から直接教えて貰う方が上達は早いです。
ですが、金銭的な問題や、通うのは面倒臭い、仕事や家の都合で通えない人もいます。
毎月8,000円程度の月謝は安くないですし、忙しい時でもピアノ教室に行かなければいけません。
実際、会社が忙しくてピアノ教室を諦める人は多いです。多くのピアノ教室はレッスン日が固定なので社会人には通いづらいんですよね…
そういったピアノ教室に通わない人にオススメなのが通信教育です。
しかし、先ほどはピアノ教室が一番上達できると言いました。では、通信教育はレベルが低いのか?というとそうではありません。
流石にピアノ教室ほどの効果が無いだけで、独学でピアノを練習するよりはるかに効果があります。
ピアノの通信教育の効果
ピアノに限った事ではありませんが、一番大事なのは基礎です。速く上達する為には、入門レベルの段階で基礎を身に付けておく事が重要なんです。実際、初心者の頃に付いた変なクセを直すのに苦労する人は多いんですよ。
そこで役に立つのが通信教育。通信教育の強みは入門者→初級者への橋渡し役をしてくれる事です。
楽譜の読み方・指のフォーム・練習方法など、覚えなければいけない事は多くあります。ですが、完全に独学でピアノを始めるとこういった基礎が身に付かないまま練習してしまいます。
そもそも何が大事な基礎なのかを知らない場合が多いですもんね。
最初はそれでも弾けますが、中級・上級に上がった時に苦労する事になるでしょう。そうならない為にも、最初に正しい基礎を身に付けるのが一番大事です。
【価格を比較】通信教育vsピアノ教室
先ほどは「上達するならピアノ教室!」と書きました。では、通信教育がピアノ教室に勝っている点はどこでしょう?
人によって答えは違うかもしれませんが、個人的には「しっかりしたクオリティでピアノ教室よりはるかに安い」という点だと思っています。
では、どれくらい差が付くのかを見ていきましょう。※今回はピアノを1から始める場合を考えています。
通信教育の場合 | ピアノ教室の場合 | |
---|---|---|
<初期費用> | ||
電子ピアノ購入 | 約10万円 | 約10万円 |
通信教材/入会金 | 約36,000円 | 約0~1万円 |
<その後の費用> | ||
楽譜購入 | 3,000円/年 | 3,000円/年 |
月謝 | – | 約8,000円/月 |
<1年の合計金額> | 約139,000円 | 約210,000円 |
入会金が無料のピアノ教室もあるので、初期費用はピアノ教室がかなり安いです。
しかし、その後の費用を見てみると、通信教育は弾きたい曲の楽譜代3,000円/年しかかかりません。
他の趣味と比べても、これだけ安くで楽しめるものはあまり無いでしょう。
それに対し、ピアノ教室は月謝が必要なので96,000円/年ほど掛かります。もちろん、それに合ったレッスンを受けることが出来るので必要以上に高いという事はありません。
ですが、ピアノを出来るだけ安く楽しみたい場合は通信教育を使うのが妥当でしょう。
通信教育のメリット
自分のペースで学べる
通信教育は自宅で学習ができるため、予定に合わせて柔軟に練習時間を設定することが可能です。
時間が不規則なお仕事をされている方や家事・育児をされている方は、ピアノ教室に通うことが難しいです。
しかし、通信教育を利用することで、自分の都合に合わせたり、スキマ時間に練習ができます。
費用面でのメリット
ピアノ教室に比べ、通信教育は初期費用や継続的な費用が抑えられます。
先ほどの表でも示した通り、1年間の合計金額が通信教育の方が低いことがわかります。
入門者レベルの教材
全くピアノをやったことが無い、初心者用の教材があります。
ピアノ経験がなくても効率的に上達できます。
通信教育のデメリット
直接的な指導が受けられない
通信教育ではご自身の生の演奏を直接聴いてもらえず、即時的なアドバイスが受けられないことがあります。
ただし通信教育でもメールや電話でサポートを受けることができる講座もあります。
自己管理能力が求められる
自分のペースで学べる反面、練習量や継続性を自分自身で管理しなければならないため、自己管理が苦手な方は下記の方法を試してみましょう。
- 目標を明確にしてスケジュールを立てる
- 練習の記録をして成長を実感することでモチベーションを維持する
- 1日5分だけでも良いのでなるべく毎日演奏する
そして、最も重要なことは、演奏を楽しむことです。
ピアノを弾くことが楽しければ、いつの間にか弾けるようになっているものです。
練習している曲がすぐに弾けなくても焦る必要はまったくありません。
教室のように他のレッスン生との交流が少ない
通信教育では、ピアノ教室のような他の生徒との交流が少ないため、刺激を受けづらいと感じる方もいるでしょう。
オンラインコミュニティやSNSを活用して、同じく通信教育で学んでいるピアノ仲間を見つけるのもいいですね。
上手い下手は関係なく、練習風景をSNSに投稿するのがおすすめ。
自分の成長記録にもなってモチベーションアップにもつながります。
30日でマスターするピアノ教本の特徴・口コミ
講座の内容と特徴
今回紹介する通信教育の内容は以下の通り
- イメージで楽譜を読めるようになる方法
- 音で表現を楽しむ方法
- DVDを使う事で「講師の動きを見る」「レッスンに合わせて弾く」というピアノ教室に近い効果がある
- 1回のレッスン時間が短いので社会人でも問題ナシ
- 実際に有名曲を弾けるようになる
特に①「イメージで楽譜を読めるようになる方法』が魅力的。楽譜を読むのは慣れれば簡単ですが、敷居が高くて挫折してしまう初心者の人は多いです。実際、筆者も楽譜を読むときは感覚を大事にしているので、このレッスンは役に立ちます。
また、⑤「実際に有名曲を弾けるようになる」も大事。知識を得るだけではピアノは楽しくありません。実際に1曲を最後まで弾き切ることで、達成感を得ることが出来ます。
この通信教育では、
- 「惑星組曲より ジュピター」(ホルスト)
- 「別れの曲」(ショパン)
- 「結婚行進曲」(ワーグナー)
- 「メヌエット」(ベートーヴェン)
などを練習します。
音楽未経験者でも絶対知っているような有名曲なので、弾けたときの達成感は計り知れないです!
ピアノの上達で最も大切なことは、演奏を楽しむことです。
この「30日でマスターするピアノ教本」は、ピアノを弾くことを楽しめるような工夫があります。
誰でも知っている曲で指の練習ができたり、有名曲を初心者でも弾けるように簡単にアレンジした楽譜が盛りだくさん。
映像はスマホやタブレットで見られるオンライン、もしくはDVDが選べます。
動画は何度も見られて、マイペースでできるのもメリット。
70代や80代でも受講をされている方も多いようですよ。
高評価の口コミ
- 知っている曲ばかりで、かんたんにアレンジされているのですぐ弾けるようになった。
- ピアノの経験がなくても、1ヶ月ほどで曲が弾けるようになった。
- 子どもと一緒に始められた。
- ピアノを弾くという夢が叶えられてこの金額は安い。
- 70代男性でピアノ教室に通うのが恥ずかしかったけど、家ですべて練習できるので嬉しい。
- 毎日先生からメールが届き、一人じゃないと思って頑張る動機になる
ピアノを全く弾いたことが無い方々でも、弾けるようになったという声が多いです。
低評価の口コミ
- 内容が超初心者向け。少し弾ける人にはおすすめしない。
- 30日ではマスターできない。
- わかりやすいけどちょっと高い。
内容は全くの初心者でも弾けるような優しい内容なので、弾ける人には物足りないようです。
30日でマスターする必要はないと思います。自分のペースで少しずつでも上達が実感できれば、かけがえのない趣味になるでしょう。
初期投資は必要ですが、一生涯の趣味に慣れば高すぎるということはないのではないでしょうか。
クレジットカード支払いなら、月々数千円の支払いになる分割払いも可能です。
通信講座は大人のピアノ初心者におすすめ
通信教育の特徴をまとめると、
- ピアノ教室に通わなくても上達できる
- ピアノ教室よりもお金が掛からない
- 必須の基礎知識が身に付く
- 有名曲を弾けるようになる
ピアノの通信教育はとても効果的で、初心者が間違えて覚えたり、つまずきやすい基礎部分をしっかり身に付けることが出来ます。
特に、DVD(映像)とテキストを使えるのが効果的。正しい動きを見ながら練習できるので、実際にレッスンを受けるのに近い効果があります。
これで必須の基礎を覚えたら、自力でどんどん上達できますよ。もちろん、途中で難しい奏法に出会う事もありますが、基礎が身に付いていれば乗り越えられるでしょう。
上達には使うピアノも重要
子どもが使っていたピアノなどがあれば良いですが、新しく購入する場合は以下のものをおすすめします。
子ども用のおもちゃキーボードは、大人には弾きづらく上達しづらかったり、楽しめないことが多いです。
最低限の価格のキーボードでも、まずはこちらの記事を読んでみてください。
本物の88鍵盤のピアノで始めたいなら、こちらの記事をご覧ください。
本格的に始めたい人にもおすすめできる、10万円以下の電子ピアノはこちらの記事をご覧ください。
コメント